低音マッコウクジラ

深海に響く極低音の歌

ナスネとジャニヲタ

 5月2日にnasne(以下ナスネ)を購入してから二ヶ月。

ジャニヲタにおすすめの録画機器~自担を美しく録るために~

  上記のようにジャニヲタ向けの録画機器のおすすめはこれだ、という記事やサイトは多く見られましたが、ナスネを使用している方の体験談は私が調べた限りでは見つけられませんでした。優柔不断なもので購入する際に体験談がないと非常に迷い、結局購入に関してはひと月弱も悩みっぱなしでした。ということでナスネを使用した感触をここで自分なりにまとめておこうと思います。ナスネ買ってみようかなー、というジャニヲタの方がいらしたらご参考までに。

<ナスネ>

 まずはナスネについてざっくりと。ナスネがどんなものかは知ってるから使った感じだけ知りたいんぢゃという方は読み飛ばしてください。

 (恐らく)ナスネはジャニヲタの間ではメジャーではない録画機器だと思われます。

たのしさ、つながる。「nasne(ナスネ)™」 | プレイステーション® オフィシャルサイト

 これがナスネの公式サイト。そうです、ナスネってのはPlayStation3PlayStation4の周辺機器みたいなものです。周辺機器扱いですが、基本はチューナーにネットワーク機能がついたものですので、PS3やPS4がなくてもブラウザから設定ができるようになっています。

"ナスネ"本体の設定をする | nasne(ナスネ)™ オンラインマニュアル

 簡単に言えばナスネはハードディスクレコーダーです。そして他のHDDレコーダーと違う点は、レコーダーはHDMIケーブルなどでテレビに繋ぐけれど、ナスネは家の中のネットワークに繋げるということです。

 つまり、家の中で無線や有線でインターネットに繋がっている機器(タブレットスマホやゲーム機などなど)からナスネにアクセスできるようになります。すると、これらの機器からナスネを通じてテレビや録画を見る事ができるわけです。極端なことを言ってしまえば、スマホが家の中のネットワークに繋がってさえいれば急な腹痛でトイレにかけこんでも、家族にお風呂を促されて入浴中でも、起きるのが嫌な休日の布団の中ででもテレビや録画が楽しめてしまうのです。ずぼらが加速するわけですね。

<良い点>

  • 安い

 これ。これです。大事なことです。私がAmazonで購入した際には1TBモデルが20,371円でした。この他にWi-Fi中継器やらPSNマネーなんかも買いましたが、全部合わせて録画環境を整えるのにかかった金額は

20,371(nasne)+324(代引手数料)+4,622(中継器)+1,000(PSNマネー)=26,317

ということになります。(PS3をメインで、スマホをサブで使っている私の場合はスマホ用にアプリを購入したのでプラス600円かかっています)ついでに言うとこの20,371(nasne)の部分には1mのLANケーブルと1.5mのアンテナケーブルもついてきます。つまり1TBの録画機器+1mのLANケーブル+1.5mのアンテナケーブルで2万円ちょっとということになります。お安い。

 

  • 接続している機器でテレビが見られるようになる

 テレビが1台しかない、チャンネル争いには負けてしまった、でもリアルタイムで番組を見たい!という方にもってこいです。ワンセグ機能のない機器でもテレビが見られます。録画中の番組がある場合はその番組しか見られないのでそこだけ注意。

 

  • 外出先から録画予約ができる

 AndroidiPhoneiPadPSVitaなどを持っていれば、出先から録画予約が行えます。外出してから録画を忘れていることに気づいたり、数日帰省するときなどとても助かります。

 

  •  増設が簡単

  1チューナーなのは人によっては苦しいところだと思います。が、ナスネは他のレコーダーと併用することができます。購入前に使っていたレコーダーが3チューナーだった場合、併用するとナスネとレコーダーで4チューナーになるわけですね。

 ナスネ自体の増設も簡単にできます。ナスネを2個、3個と増設することも可能なので、増設した数だけチューナーが増えます。

 ちなみに、ナスネには2TBのHDDが外付け可能になります。

 

  • 録画を持ち出せる

 対応機種を持っていれば機器に録画を書き出すことができます。長時間の移動中に録画を消化したいとき、お気に入りの番組をどこででも見たいときなんかは便利ですね。私もTHE MUSIC DAYのV6メドレーを持ち出したい。

録った番組を持ち出す | nasne(ナスネ)™ オンラインマニュアル

 

<不便な点>

  • 編集できない

 まずこれです。ワイドショーの録画なんかをガッチリ バッチリ シッカリ キッチリやりたい場合にはつらいです。切ってしまいたいCMは省けないし、「あさイチ」などの見どころだけを残しておきたい場合には向きませんね。壁ドン井ノ原快彦やら「坂本昌行のOneDish」だけをピンポイントでとりたいだとか。(OneDishについては放送時間がだいたい決まっているので外部から録画ボタンをえいやと押せばなんとかならんこともないです)長時間番組を録画したい、けどCMはいらない!という方はCMに突入した瞬間録画を切って再開したところで録画ボタンを押す、といったことをしなければなりません。

 

  • ナスネ単体ではDVDやBDに書き出しができない

 DiXiM BD Burner 2013・PC TV with nasneと、対応したPC・OSがあれば可能になるので、お金に余裕があればそんなに問題ではないかもしれません。このあたりは私もやっていない領域になるのでよくわかっていないです。お値段はDiXiM BD Burner 2013が7,480円、PC TV with nasneが3,000円。

【レビュー】nasneの録画番組をBD/DVD化。「DiXiM BD Burner 2013」 -AV Watch

nasneからBDダビング「DiXiM BD Burner 2013」単品発売 -AV Watch

PC TV with nasne™ │ nasne™ │ PlayStation® | ソニー

 

  •  パススルー形式しか見られない、録画できない

 電波にはパススルー方式とトランスモジュレーション方式の2つの伝送方式があり、ケーブルテレビのBS/CSはだいたいがトランスモジュレーション方式になります。(契約内容などで違うと思うので要確認)つまり「ザ少年倶楽部」や「晴れ、ときどきファーム!」でスローライフを送る長野博などが録画できないことになります。

 

  • 1チューナーである

 先程も書きましたが、録画したい番組がかぶっているとナスネ単体では苦しいものがあるかもしれません。三宅健くんの「みんなの手話」もTOKIOの「鉄腕DASH」も録画して見たい!というような方は取捨選択になります。

 

 

 他にも色々機能があるのですが、とりあえずジャニヲタ的に気になる点はざっとこんなものでしょうか。高画質ですし、コンパクトで場所もとりません。視聴環境によって接続の仕方が違っていることがあるので購入検討の際には一度公式サイトのシュミレーションで確認するしてみることをおすすめします。

接続方法 | たのしさ、つながる。「nasne(ナスネ)™」 | プレイステーション® オフィシャルサイト